日本語能力試験(JLPT)とは。N4って難しい?

「JLPTってなに?」

「日本語の能力ってどうやって証明するの?」

「どんなメリットがある?」

ビザを取得し日本に来る際、一体どうやって日本語能力を証明するのでしょう。

その目安の一つとして日本語能力試験があります。

日本語能力試験(JLPT)とは?

日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test, JLPT)は、

外国人を対象にした日本語能力の国際的な試験です。

日本語が理解できるかというテスト

主に「読む」「聞く」能力を測定します。

「話す」ことは求められません。

JLPTを受ける日と受ける場所

毎年、世界中の多くの都市で実施されます。

また日本でももちろん受けることができます。

7月と12月に開催されますが、都市によっては片方のみということもあるので注意が必要です。

詳しくはこちら: 日本語能力試験公式ページ

JLPTの試験の内容は?

試験は3つのセクションに分かれています

言語知識(文字・語彙・文法)

語彙や漢字、文法の知識を問う問題。

文脈を正しく理解し、適切な語句を選ぶ力が求められます。

読解

多様な文章を読み取る問題です。

内容の理解、要点把握、意見の要約能力などが測られます。

聴解

会話やニュースを聞き取り、その内容に関する設問に答える問題。

語彙や表現の理解だけでなく、意図や状況を読み取る力も重要です。

JLPT、レベル別の目安

そのレベル感としてはどのような感じなのでしょうか。

N5

日常的な会話の基礎が理解できるレベル。

短い文や簡単な表現を聞き取り・読み取りできる。

英検でたとえると3級以下のレベル感でしょう。

N4

基本的な日本語の理解ができる。

簡単な日常会話や短い文章が理解できる。

英検でたとえると、3級クラスです。

N3

日常的な場面の日本語をある程度理解できる。

会話や少し長い文章の読解が可能になる中級レベル。

英検でたとえると、準2級クラスです。

N2

日常生活や職場で必要な日本語をほぼ理解できる。

専門性の高い文章も一部も理解できる。

英検にたとえると、準1級〜2級クラスです。

N1

日本語のほぼすべてを理解できる最上級レベル。

専門的な話題や抽象的な文章も読解可能。

英検にたとえると、1級〜準1級レベルと考えて良いでしょう。

JLPTを取るメリット

もちろん日本語能力を証明できれば数々のメリットがあります。

進学や就職に活用

JLPTは日本の大学や専門学校への入学要件となっていることもあります。

また、N1やN2は就職でもアピール材料となります。

在留資格取得

在留資格を取得する際に、日本語能力試験が必要になることがあります。

たとえば、特定技能1号だとN4以上が必要です。

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目標を持つことでモチベーションに

試験という明確な目標を持つこともメリットですね。

漠然と日本語を勉強するよりも、モチベーションを保つことができるでしょう。

JLPTを取って日本に

日本に来るからには、やはり日本語ができた方がいいでしょう。

たとえ日本語が必要のない仕事や在留資格でも、日本語ができると多くのコミュニティに属すことができます。

ぜひとも日本語を勉強して、豊かで楽しい日本の生活にしてみませんか。

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