「行政書士に外国語は必要?」
「外国語スキルがあるとどんなことができる?」
「入管業務は外国語が必要?」
こんにちは。
コムーナ行政書士事務所、
という独特の名前で事務所を運営している鈴木と申します。
実はこのコムーナはアルファベットだと、
comuna になります。
これ、実はスペイン語なんです。
なぜスペイン語、comunaか?
comunaのおおよその意味は、共同体、つまりはコミュニティ(COMUNity)です。
パリ•コミューンに憧れて
元々私は文学が大好きで、文学が好きな人間にありがちな、
パリ•コミューン(いわば、人民のみで統治を行う真性民主主義であり共和制)に憧れを持っていたのです。
ヒッピーカルチャーが好き、
アートなムーブメントが好き、
コミューンというと怪しい雰囲気があるかもしれませんが、
私はそういった「人間実存の自由」をフル稼働させたコミュニティをいつか作りたいと思っていました(今でも実は…笑)。
最初はスペイン語ではなくイタリア語にしようとした
実は最初は、イタリア語のコムーネ(comune)で行こうと思ってました。
こちらも意味はほぼcomunaと同じです。
しかし途中でスペイン語にしました。
理由は簡単で、イタリア語よりもスペイン語の方が得意だったから。
もしスペイン語を何らかの形で業務に結びつけるなら、看板はスペイン語の方がいいかな、と思いました。
行政書士にスペイン語を使う業務はあるの?
それでは、行政書士にスペイン語を使う業務はあるのかといえば、
めっちゃくちゃあるな、というのが感想です…。
華型の入管業務(スペイン語圏)
間違いなくスペイン語(ほかの外国語も)が武器になるのは、在留資格等の取次を行う業務でしょう。
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外国の方を相手にしますし、中南米から日本に働きに来る方も多いです。
中南米は、ブラジル以外はスペイン語。
スペイン語は非常に汎用性があり、ポテンシャルの高い言語です。
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スペイン語での契約書関連業務
そして契約書などでスペイン語が用いられる可能性もあります。
一般的に国際的な契約は英語を使いますが、相手がスペイン語圏ならこちらもスペイン語を使った方が格段に印象はよくなります。
昔、ドイツに行ってた大学の先輩が言っていました。
「現地の人と仲良くなるなら、現地の言葉じゃないとだめだよ」
契約や取引は、最終的にはコミュニケーションで決まると思います。
そのコミュニケーションを良化させる潤滑油として、外国語を使用するのは有効です。
行政書士は外国語とのシナジーは高い
行政書士はその性質からして、広範な業務(雑務みたいなのもありますが)を扱います。
外国語が重要になる業務もありますし、外国語のおかげで受任ができた、というのもある世界です。
では、外国語ができないとだめなのか?
しかしたとえば入管業務など、外国語ができないと厳しいのでしょうか。
結論からいえば、「そんなことはない」です。
スペイン語等を使うかはクライアントによる
外国語を使うのはクライアントによります。
入管業務は外国人本人やその親族等から依頼が来ることもあれば、
外国人を受け入れる会社から依頼が来ることもあります。
本人等を相手にするなら相手の母国語ができた方がいいと思います。
けれど会社を相手にするなら別に必要ありません。
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今はGoogle翻訳等もできる
仮に相手が本人等だとしても、今はある程度までGoogle等が翻訳してくれます。
それを駆使すれば、業務自体はできるでしょう(申請書類や問い合わせる官公庁は日本語ですし)。
しかし、相手の母国語ができるというのは圧倒的な付加価値になりますし、差別化の大きなポイントです。
できなくても何とかなるかもしれませんが、できた方が圧倒的に価値は上がります。
ほか、スペイン語での仕事
他にもスペイン語での業務はあります。
スペイン語翻訳
行政書士とはあまり関係がありませんが、普通に翻訳が来たりします。
あとは発信のネタ
こうして書いているのもそうですが笑、
発信のネタにもなります。
行政書士関係での発信は飽和していますので、ちょっとベクトルを変えた発信ができます。
スペイン語のわかる行政書士にご相談を
入管手続にしても、契約書関連にしても、非常にセンシティブな情報を扱うことになります。
やはりどうせなら母国語を理解してくれる行政書士がよいのではないでしょうか?
もしよろしければ、私と共に自由なる La Comuna を作りましょう。